今週末は奄美へいく。台風と台風の合間を縫っていけるのかいけないのか、天気はどうなのか。そんなことをあんまりきにしないタイプのわたしと、天気予報のチェックに余念のない夫、まったく気にしない娘、我が家はそんなチーム構成のワンチーム。
娘の鼻がちょっぴりぐずっていたので、念の為耳鼻科へ連れていった昨夕。待合室のテレビで放映されていたニュースをみていたら、ジンベイザメが日本海に現れた、という映像が。「ジンベイザメのドットって、キレイだね。どうしてあの模様になったんだろうね」と言うと「優しさの数だったりして」と娘。「やだー、素敵。だとしたらジンベイザメってすごい優しいね」とわたし。「いやなこと、楽しいこと、全部乗り越えた数かも」ともう一度、娘。人間の皺やしみや、そういうものも、そうだといいなと思った。娘の感性に助けられること、刺激を受けることはたくさんある。発せられる言葉、彼女が描く絵、わたしにはないものばかり。その光を、暗闇の夜空に瞬く星のように眺める。お互いの姿を、照らしあえたらいいね。
病院から帰宅してキッチンで夕飯を作っていると、「ままー、ジョニー・チャップがね」というので、「それって、ジョニー・デップのこと?」と聞くと「そうそう。『パイレーツ・オブ・ジャパン』のひと」と間違いにつぐ間違いを連発させるので、「それは『パイレーツ・オブ・カリビアン』のこと?」と聞くと、「そうそう」と普通に乗っかってきた。その後の会話がなんだったか、すっかり忘れてしまった。ネーミングや物事をざっくり覚える性格は、間違いなくわたし似。もうちょっといいところを遺伝して欲しかったなあ。なーんて思うことを、強欲(ごうよく)って言うのかもしれない。わたし自身のいい悪い、光っている光っていないなんて、わたしが決めることじゃ、きっとないんだよね。