目的があり、夫が勉強中なので邪魔をしないように家を出る。ちいさなクーラーバッグに保冷剤を入れて出発。長谷の三留商店でビールを買ってビーチで呑もうかな、というのが昨日の構想だった。読みたい本とレジャーシート、サングラス、キャップ、オールオッケー。しかし、自転車のペダルを漕いでいたら暑くなり、由比ヶ浜の『ナンリーショップ』にピットイン。で、結局そのままダラダラとお話をして、居座ってしまった。わたしの予定はいつでも未定、あってないようなもの。たびたび、こうなっちゃう。そのほうが大抵、楽しい奇跡を生むことが多いからいいのだ。
昨日、自分が疲れたときに足が向かう場所の話になった。個人的にはビーチサイドだと三浦一択だけど、そこに音楽やサウナ、ラーメン(花水ラオシャンがだいすき)が加わると、茅ヶ崎と平塚に足が向く。よく言う『パワースポット』みたいなもので、身体の内側にエネルギーが蓄えらるのがわかる。そういう場所を見つけるのがわりと得意。だからこそ、苦手な場所や人にも極端に敏感。家族と居てもすぐにいなくなったり、お店から出たり、電車の車両を変えたりはよくあること。夫もそういうことに敏感な人だけど、結界(けっかい)を張ることで『これ以上は近づかせないぞ』という威圧感のようなものがある。わたしはそれができない。なので『気づいたら疲れていた』、みたいなことが多い。昔よりはマシになったけれど、まだまだある。いろんな苦手があるけれど、心から無理なのが、怒りのエネルギーが強い人と、人のエネルギーを奪いたいくてしょうがない人。そういう雰囲気を近くに感じると、体温が下がるのがわかるし、ちょっと呼吸が浅くなるくらいに苦手だ。すぐに退散する。夫はもともとかなりハイパーなので、人のダークな部分を含めて、見る目がずば抜けている。ちょっと怖いくらい。目にみえない色々なことを、言葉にしなくても理解してくれるから、わたしにとってはとてもありがたい人。その才能は、娘も引き継いでいる気がする。二人の存在が、わたしをどれだけ助けてくれていることか。感謝しているつもりだけど、もっともっと感謝しても足りないくらいだ。