夏休みなんだから毎日遊ばせてくれと言わんばかりに、部屋の中で巨大な浮き輪を装着しているバブちゃん(娘10歳)と、次のタイパンツ展でとにかく縫わなければいけない母との奇跡の共存。困ったときは、ママ友ならぬママの友達のMちゃんにSOSをする。鎌倉でごはん屋を営むMちゃんの定休日は水曜日。そう、それは今日だわっ!と、お伺いを立てた昨日。一緒に由比ヶ浜の海の家『パパイヤ』で遊んでくれることに。Mちゃんは神様、いや女神様かもしれない。
日頃しっかり者のMちゃん、夏休みボケなのか海で脳みそがゆるんだのか、いくつものアクシデントが勃発した模様。時々送られてくる娘の画像と共に、やれ財布がない、やれ鍵をポケットに入れたまま海に入っちゃった、やれ財布はやっぱりあったなど、昨日もひとりコントを炸裂していた。関西人のMちゃんは、いつも体をはって笑いを運んでくれる。才能を感じる。吉本新喜劇にはいったらどうかと、いつでもすすめているわたしだ。
写真家として出会ったはずのSくんは、ここのところカメラをどこかに置き忘れたのでしょうか。すっかりバンドにお熱をあげている。その様子は、しばらく会っていなくても言葉のやり取りで容易にわかる。素直で情熱的、こどものような二児の父。彼の存在は、蓋をしたはずのわたしの中に眠るバンド熱、その扉を「トントン」とノックしてくる感じ。Sくんは自由奔放。理解のある家族に大いに感謝しているとは思うが、ほんとうにメンバーに恵まれていると思う。家族はチームなので、チームプレー、チームワークが大事。我が家はチームの指揮をとるのは計画大好きな夫。その足並みを乱すのがわたし。夫は大変だとおもう。でも、ごめんって言わない。ありがとうって言う。何度でも言うよ。
二人暮らしのときは、オレ様のやんちゃぶりが過ぎると、たびたび厳重注意されていた。が、娘が生まれて少しかわった。仲間を得たのでしょうか。二人は結構仲が良くて、「ママ、こまったね。ママって、ああいうところがちょっとね」、「ねー」とか言い合っている。ウケる。実家で暮らしていたころ、母からいつも「みもちゃんは叱るところが見当たらないわ」とほめ続けられたこのわたくし。そこが揺るぎない自信と自己愛を育んでいる気がする。このまま突き進みます。ありがとう。みんな、大好きだよ。