先週のことだったか、ふと娘に「『密です。三密です』ってなつかしくない?」とわたし。娘も「『ソーシャルディスタンス!』っていうのもあったよね」と。「もう死語なのかなぁ」なんてはなしていた。それから数日、親子で不意に「密です!」とかいっては、意味もなくゲラゲラうけていた。
昨日の朝、娘が突然に39℃近い発熱。クラスでインフルエンザが流行っているときいていたので、「もらっちゃったかぁ」とあきらめの気持ち。仕事のわたしに代わり夫が耳鼻科につれていくと、「はい、コロナ陽性です」とのこと。言霊(ことだま)ってほんとうなのか、あまりにもタイムリーすぎると親子でびびる。厳戒態勢で隔離したいが、なんといっても我が家はワンルーム。しかも、昨今わたくしのミシンコーナーが面積をひろげてきたため、昨秋から家族なかよく三段ベットで寝ているのだ。ミツデス。せめてマスクだけでもと装着して、昨晩は早々に就寝。そして今朝、夫が39℃の発熱。とりあえず、夫を救急病院へ送迎。その後、自転車に乗り換えてギリギリアウトの、すこしおくれてお店オープン。朝からやりきった感。
夫はコロナもインフルエンザも陰性だったが、症状がおなじすぎるのできっとコロナだろう。こうなると、たいていは受け取りたくないバトンをわたされる。わたしがリレーのアンカー状態になるのだが、いまのところは元気印。言葉を声に出すって、ものすごい力なのかもしれない。家にかえるのがこわい。帰ったらミツナンデス。ワンルームナンデス。