何度も書いているが、ワンルームで暮らしている。年頃の娘、季節はバレンタイン。おともだちと午後からチョコをつくりたいという。「ママたち、どっか行ける?」というので二つ返事でいいよと答える。夫と、お風呂にでもいこうかと話していた。風呂好きの娘、以前だったら「ずるーい!」と言っていたに違いないけれど、「いいなあ、でもちょうどいいかも。たのしんできてね!」とのことだった。夫婦水入らずでゆっくりお風呂の祝日、悪くない。「前はいつでも三人一緒だったのにね・・・」そう言っては寂しそうな顔をする夫だけれど、昨日は友人のMちゃんも一緒にお風呂へいくことに。道すがら、Mちゃんの家へお迎えにいく。その前に、髪もちょっとだけカットしてほしいとのリクエストがあり、Mちゃんの自宅に夫婦でお邪魔して、数ミリくらいわずかにヘアカット。その間、夫はソファでくつろいでいた。
夫とMちゃんは関西人で同郷なのもあり、ノリも似ていれば性格も近いところがおおく、なんだかんだ、とても仲が良い。Mちゃんがいない時にMちゃんの話題になると、我が家では「あいつ」呼ばわれのMちゃん。夫婦水入らずのお風呂デートではなく、振り返ればあいつがいた昨日。結果的に夫も「寂しい・・・」と嘆くことなく、三人で愉快にドライブ。娘もあまり乗らなくなったしと、車も2ドアにしたはずが、振り返れば奴が後部座席にちいさくなって座っていた。アイツはいつでも、おもしろい。
昨日、お風呂上がりに休憩所でくつろいでいたら、「お好み焼きをご飯と食べないなんておかしいよねえ!」と、オヤジとアイツに不意に絡まれた。ビールの大ジョッキを呑む夫。アイツはクリームソーダを呑みながら、たこ焼きを頬張っていた。その話の流れで、「シチューもご飯と食べないっていうんだよ!」と夫がアイツにいうと、アイツも「えー!ハッシュドビーフだって、ごはんとたべるぢゃん!」とのこと。夫が「みもちゃんはこどもの頃からバゲットだったんだって」とMちゃんにいうと、「ハイカラだな!」と二人。ゲラゲラ笑う。あのスピード感で『ハイカラ』というワードが出るMちゃん、頭の回転がはやい。とにかく、会話の展開が早すぎてついてゆけない。昨日のあれは、風呂上がりのコントだったのかな? 練習したんでしょう? 息がぴったりあっていて、熟年の粋だった。ふたりは、かわいいものやインテリアなどにも興味があって、知識もあって、なんだかコンビのように見える。ものすごくイラチだし、いつでもなにかに目を光らせ、辛口にものを申しあっている(以前は駐輪場のおじさんについて延々と語り合っていた、こわい)。関西人に縁があるわたしだけれど、2対1だとスピードも勢いもかなわないわ!とおもった昨日。娘の存在がもっとも恋しいとおもったのは、風呂上がりのあの瞬間がピークであった。せっかくお風呂でゆるんだというのに、まったく、油断も隙もない奴らである。