ながく借りパク中だったサーフボードの返却で、昨日は『LOGGER WOOD SUPPLY Co.』の末綱(すえつな)さんとランチ。茅ヶ崎の事務所まで返却にいくね、ご馳走するから食べたいものを考えておいてねと言っていたのに、わたしの仕事がバタバタなのもあって末綱さんが我が家まで取りに来てくれて、選択肢のすくない近所でランチをするという、自己中心的なランチ会に。
はじめてはいった海鮮のお店、おいしかった。特筆すべきは食器で、お水の容器が酎ハイのカップみたいなもので出てきた。それがメチャクチャにキンキンに冷えていておいしく、もはやビジュアルが呑み会。「ことりさん、これはもう呑み会だよ!」と末綱さんがいうので、おかしくてゲラゲラ笑う。末綱氏はお水をお酒だと思い込むことにしたのか、何度もおかわりをしていた。その姿も面白さに拍車をかけた。
末綱さんにオーダーしたいものがあり、海鮮丼が出てくるまでの間にいくつかはなす。ラフのようなものをささーっと描く末綱さんに、「絵が上手なんだね」というと「うん、そうだよ」と言いながら顔も上げずにサラサラ描き続けている。「ロガーのロゴも自分で描いたの?」と聞くと「うん」という。ぜんぜんこっちをみない。昔から絵がすきだったそうだが、確かに。左手でペンをにぎって絵を描く姿はこどものようで、ちいさな末綱さんを想像するのはたやすかった。食後にゆっくりコーヒーでものみたかったけれど、引き続き急いで縫わなくてはいけないものがあり、商店で缶コーヒーを買ってもらって、海の前に腰をかけてすこしだけはなす。
借りパクしていた板は『BIRDS CREATION』の小玉譲二(こだま・じょうじ)くんの板。5月に都内でジョージくんの展示があり、板をオーダーしたいなーと思った。その話を末綱さんにしていたら、「その前にジョージくんの板、一度乗ってみたら? オーダーの参考になるかもしれないから」と、末綱さんのほうから言ってくれたのだ。いい人。 取りに行こうと思っていたのに、そのあとすぐにうちまで持ってきてくれた。いい人! そんなわけで昨日は借りていたボードの話や、それを削ったジョージくんの話にもなった。
わたしとジョージくんはマンションの部屋が隣同士たった時期があり、知り合いになった。その後も企画展などでいろいろ助けてくれて、なんだかんだ10年くらいの付き合い。知り合ってからずっと小学生みたいな人で、まっすぐで、なんだろう。ああいう人、いまのところ他にみたことがない。左右の靴下の色が、だいたいちがう。ウケるとこ、変なとこ、かききれないエピソードがいろいろあるけれど、そこはかとなく、やさしい。男子にモテる男子みたいな小学生がクラスには必ずいると思うけれど、そのまま大人になった感じがする。
何年前だったか、ジョージくんにフィンをオーダーしたい、という末綱さんを連れてジョージくんの作業場にいった。夏の、暑かった日。その夜に、紹介したことへのお礼のラインがきて(そういうところはいつも誠実)、「みもちゃん、ありがとう。すえつぐさん、すごくいい人だった!」とかいてあったので、「すえつな、だよ」と返信した。それからしばらく、何度訂正しても「すえつぐさんはいい人だよ」というので、こっちも面倒くさくなって放置していたのだけど、最近やっと名前を覚えたみたい。
わたしのまわりにいる男子たちは、男子にモテるタイプの男子がおおい気がする。彼らの、婚前の女子ウケはどうだったのか知る由もないけれど、一緒にいて気が楽。娘はよく「男子はちょっとバカだから」という。確かに。でも、そこをとってしまうと男子の魅力は激減してしまうのではないか。ちょっとバカで、とってもやさしい。それがおとこのこの、いいところ。おんなのこは、かしこくて、かわいい。でも、ときどきそんなじぶんに疲れてしまうこともあるから、「男子はバカだね〜」ってわらいたいのかもしれない。