泣きたいくらいに寒いクリスマス・イヴ。友人がやってくると口を揃えて「あったかいね」と言われる我が家も、今朝は寒いのでエアコンを付けっぱなしている。窓の外の海からは露天風呂のような湯気がたちのぼっているが、この寒さにため息をついているみたいにすら見える。昨日の晴れの前借り、ランニングもドライブも、体験以上に貴重におもえる。
11月の頭に頼んだ木製の作業椅子、返信のメールに「完成してお届けできるのは12月24日です」と、書いてあった。自分で自分にクリスマスプレゼントを用意したみたいで不思議。ミシン、キッチン、ダイニング、ワンルームをあっちこっち移動できるような軽量なスツールを選んだ。スペースの関係で、家具は夫が作ったものがおおい我が家。椅子や照明もいつも夫が選んで買ってくるので、自分で家具を買うのははじめて。そろそろ届くのかな、楽しみだ。大きな買い物が、つくづくない。車とサーフボードくらいで、次がこの椅子。
今年のクリスマスツリーの下には、娘が履いていたファーストシューズがディスプレイされている。先日クローゼットを片付けていたら出てきた、捨てられない一足。こんなにちいさかったんだなあと、日々愛でている。数ヶ月玄関に飾っていた夫の切り絵は一旦しまって、今はタンバリンを飾ってみている。何年か前に娘がサンタさんにお願いしたもの。正式名称はタンブリンというのだと、娘の手紙を読んで知った。楽器はフォルムがかわいいから、なんとなく飾ってみているところ。玄関で鳴らしたりはしない。本棚にはオカリナとハーモニカも置いてある。おもしろがって絵や物の配置を変えるのがけっこう趣味で、その視点を持って物を見つめなおしてみると、感じのいいかたち、すきな素材、色、サイズ感など、フォーカスを絞れてたのしい。さてさて、寒くてもミシンを踏みます。日々精進。