13歳に向かっている、まだ12歳の娘はスマホを手にして10ヶ月ほど。インスタグラムは13歳からアカウントが取れるとかで、クラスでアカウントがある子とない子が混在している様子。いずれの子もよくみているのはやっぱりTikTokだそうで、そこから音楽を、正確には音楽に合わせて踊る様子を見て楽しんでいる。中でも「こ、これは!」と思うものに出会うと、何やら練習がはじまる。長くて細い手足をクネクネとさせて踊る我が子。うまいのか下手なのかよくわかりませんが、わかることはただひとつ。なにをしてもかわいい、という事実。
TikTokで使われる音楽は、だいたいサビの部分らしい。娘の場合、その曲がよっぽど気にいると、次はアップルミュージック(家族プランなので彼女も聴ける)に飛んで、頭から聞くのだそう。
先日、「ママ、この曲いいんだよ」と教えてくれた曲があった。フォレスト・フランクの『YOUR WAY’S BETTER』という曲。「イントロからしっとりしていていいからね」とスピーカーを持ってきて聴かせてくれた。確かに良い曲ではないか! こういうしっとり系が好きなのね、ママもなんです。気が合うわね、うれしい。
娘の様子しかしらないが、最近の子の音楽の楽しみ方は新鮮でいい。この時代のこのアーティストのこのジャンル、とかまったく関係ない。洋楽・邦楽・年代ごちゃまぜで、踊りも一緒にたのしんでいる。フリーダムですね。語学もそうやって身につけるんだろうね。「知識がない」と言葉にすると、乱暴でバカにした雰囲気だけれど、言い換えれば「偏見がない」つまり壁がない感じがする。いつだったかテレビで「最近の若いこはみんなイントロを聴かないから」と言っていて、「マジか!最低だな」と思っていたわたしは、この娘の行動を見て、情報を鵜呑みにし、己もすっかり若者への偏見を持っていたことを知った。「みんな」って誰なのか。見てもいない噂を簡単に信じて流されてはいけないと反省した、ついこの間の出来事。