中古車がやってきたので、鶴岡八幡宮へご祈祷へ。「一緒にいく?」と娘に聞くも「いかなーい」とのこと。ほらやっぱり、2ドアを選んで正解だったでしょうと、寂しがる夫に言いながらドライブ。ご祈祷、交通安全もさることながら、故障しませんようにとおもてを下げる。戻ってすぐ、逗子の市民ホールで落語。だいすきな落語、夫ははじめての落語。柳家花緑(やなぎや・かろく)さんが好きなので予約をしたが、もうひとりの桂宮治(かつら・みやじ)さんも涙を流すほどおもしろくて、すっかりファンになってしまった。吉本新喜劇を彷彿させるよねと夫と話していたら、宮治さんは上方(かみがた)落語といって主に関西の落語の方だった。上方落語は、どちらかというと笑えて賑やかな感じ。一方の花緑さんは江戸落語なので、江戸っ子らしい歯切れのいい口調。内容は人情味があるというか、笑っていたと思ったら不意に泣かせるような感じ。江戸落語を聞いていると、父を想う。父は江戸っ子なので、喋り方、ふざけ方、不意にいい言葉をつかって泣かされそうになるところ、その全部が父だから。上方落語ははじめて聞いたけれど、ドストライクに好きだった。自分はなぜ関西人が好きで、夫も友人も若いお友達も、関西人がおおいのかがわかるような時間だった。笑いっぱなしで終了、花緑さんのように不意に泣かされる時間は1秒もなかった。また絶対に観にいく!宮治さん、めちゃくちゃファンになった。
落語を終えて、ワンピースを脱いでタイパンツに着替え、レザーサンダルからビーチサンダルに履き替え、自転車にまたがって海の家『パパイヤ』へ。週末の夜のバイト、はじめて。混雑が怖いので避けていたが、人員不足で先輩から招集がかかり、断れずに緊急登板。びびっていたが、ピークの波に乗るの、波乗りみたいで結構おもしろかった。20時半ごろ店をでて、自転車で帰ると地元のカラオケ大会はまだまだ盛り上がっていて、カラオケ後のビンゴ大会タイムに突入していた。老いも若きも楽しそうでなにより。道路の一段高いところから、近所のご夫婦が椅子にすわって見ていたので、「重鎮(じゅうちん)みたいでいいですね」と声をかけて笑う。
平和がいちばん。平和を、平和を!と声を大にして叫ぶよりもずっと手前のほう、足元のあたりでいいから、まずは近い人と笑いあう。遠回りのようで、近道な気がするのはわたしだけだろうか。みんな悲喜交交(ひきこもごも)の人生。ただ笑うことが、語らずとも抱えている辛さを、胸に秘めている悲しみを、一瞬でも忘れさせてくれる。そうどこかでいつも、信じている。だから笑う、涙を拭いながら。もう何度も書いていると思うが、マザー・テレサがノーベル平和賞の授与式で「世界平和のために私たちができることは?」と司会者に聞かれた際に、”go home and love your family”と答えた、わたしが大好きな言葉を今日もここに。