ゾンビーズというイギリスのバンドの『ジス・ウィル・ビー・アワー・イヤー』という曲を気に入っていて、狂ったように聴いている。年明けにふさわしい歌詞で、「今年は僕らの年になる、ようやくやってきた僕らの年」みたいな歌。「落ち込んでいたとき、あなたがわたしをすくってくれたことを、わたしは忘れない。太陽のようにあたたかい、あなたの愛、笑顔。あなたが言ってくれた『ダーリン・アイ・ラブ・ユー』の言葉が、わたしを前へと導いてくれた」みたいな、甘くやさしいラブソング。聴いているうちに、これはもしや出来るのではないか、波乗りでいうところの「ザ・デイ」にちがいない、ついにその時がきたと興奮している。わたくしの眠っていたバンド熱が、再熱中。イントロのピアノはおそらく娘が弾ける(気がする)し、この歌詞を、こんな歌詞をわたしはずっと昔から歌ってみたいと思っていた(気がする)。ドラムはどうする。メンバー的に夫にお願いするしかない。「ミスター・タンバリン」という異名を持つほど打楽器のうまい男。ダーリン・アイ・ラブ・ユー。わたしの耳が正しければ、ドラムはシンバルの音だけが聴こえる。シンバルの代わりになる楽器はあるのか? 自宅にある楽器はタンバリン、ウクレレ、ハーモニカ、オカリナのみ。どうしたらいいかは『BLANDIN』の宮治夫妻に相談したら、なにかヒントをくれるはず。一刻もはやく相談にいかなくてはいけない。(余談だが、同じマンションの上の階の男性が最近電子ドラムを始めた模様で、昼夜練習中)
「バンドは自然発生的に結成されるもの」そう聞いて早何年、待てど暮らせどその機会はおとづれる気配なし。「バンドは練習場所と練習時間を合わせるのが大変」とも聞いている。情報ばかりが先行して頭でっかちはよくないけれど、家族でバンドを組めばそれらの悩みは一気に解決するに違いない。さて、問題はいつ家族に切り出すかです。夫がご機嫌に呑んでいて、同時に娘の機嫌が良いときがベスト。 よきタイミングを見計らうべし。