いいこともそうじゃないことも、丸ごとやってくるような2023年。変化の年で、荒波だってきらいじゃないから全部楽しんでやるぜ、って気分。変化しないこと、行動しないことが、人生は一番スタックする。そういうことがもっともストレスだから、色々あるのは想定内なのだ。ずっとフラットな海なんてないんだから。
もう少しでリリースできるが、昨日はあたらしく取り組んでいる事業の進捗画像が海外から届く。「わあ!!!!!」と思わず声が出た。色々な人の協力があって、やっと、ほんとうにやっと、ここまでこれた。他にも、願ってもないギフトが身近なところからあって、とんでもない宝物を受け継ぐことになった。神様っているんだなと思うことがあったここ数日。くたびれてヨレヨレだった日々を、ずっとそうっとしておいてくれた夫にも娘にも、とにかく感謝。
本当に、やっと体に気力と体力が戻ってきた。とてもここには書けないような、悲しい言葉やつらい態度を浴びた経験も、全部、ありがとうって思うことにする。わたしを前に進ませてくれるための荒手の治療だったと解釈したら、全部に感謝しておしまい。人生をショーだと思って俯瞰すると、上手(かみて)から下手(しもて)に様々な人物が登場して、わたしのストーリーを、喜怒哀楽、起承転結につくってゆくのだ。
あまり人に嫌われずにここまで来たけれど、疎(うと)まれたり、存在を無視されたりする人の痛みをこの歳になって、はじめて知った。自分だけ幸せならいいなんて思ったことは一度もないと思っていた。けれど、自分はどこかにそんな気持ちがあったのかもしれない。そのことに気づいた瞬間が、一番悲しかった。善人の仮面を被った傲慢な自分。「わたしは大丈夫」、「わたしはひどい人じゃない」、自分の中にあった残忍性や残酷性を、今一度見つめ直す必要がある。ずるくて醜(みにく)く年を取ったじぶんを、今回深く見つめ直せた。キツかったけれど、経験しないと見えない景色だった。教えてくれてありがとう。気づいたから、わたしはなおす。わたしはもう、前に進む。