実家で親のことを色々してから湘南に戻ってくると、確実に体力が失われている。心は元気でも体力がない、という類(たぐい)の疲労なのでわりとシンプル。できるだけ寝て、できるだけ動かないで、できるだけ手を抜く。お金で買えるものは買って、楽をする。以上。
お昼ご飯を作るのも面倒で、自転車のペダルを漕ぐのも面倒だなって感じの昨日は、アクセルを踏んで逗子の『SWAN COFFEE』へ。友人の廣瀬さんが、月と火だけ店頭に立っている。サンドウィッチを食べようと向かったのに、「これからハムがきます、ことりさんごめんね」とか言うので「ちょっとちょっと。この店どうなってんのよ〜店長さん!」とクレームを言いつつ、ハムを待つ。付き合いが長いので(もうすぐ20年)、ダメなところも、良いところも、憎めないところも、全部知ってる。向こうもそう思っているだろう。こちらは着替えるのも面倒だったのでパジャマでお邪魔。気付いてない様子だったが、わたしのダメなところはたとえばそういうところ。午後からO社長と打ち合わせがあったので、その資料に目を通したり、要点を確認したり。
食事を終えて店を出る。駐車場から車を出すとき、店長が道に出てきてくれて、バイクを止めて誘導してくれた。窓からバイバイと手を振る。フロントミラーに映った店長は、キャップをとってバイクの人に深々と頭を下げていた。ものすごく美しい所作だった。ガススタでも気持ちよく仕事ができるだろうな、と思いつつアクセルを踏む。体が疲れていて、「なんとなく事故しそうだから気をつけよう」と思ったら、帰り道にバスと軽トラが思いっきり追突事故をしていた。今日はもう運転やめなさいってことかもしれない。午後の打ち合わせは自転車で向かった。
夜は近所にすむKさんがやってきて、一緒に夕飯。Kさんはわたしの親友に何かがすごく似ていて、彼女にあったような気持ちになる。真面目で、真面目すぎるところがある。その良さを活かしてほしい。若い頃はときに利用されたり、もしかしたら悔しいおもいもしてきたかもしれない。自分で引き上げるというよりは、彼女の才能を高く長く伸ばしてくれる人に出会うことで、人生がどんどん開かれていくタイプな気がする。並走するのが上手な人だから、素敵なランナーと走ってほしい。
昨日、「なぜなの?」と思ったことは、Kさんが自分の子供の頃の写真を見せてきたこと。酔っていたのか、斬新な切り口が愉快だった。子供の写真を見せる親は時々いるが、自分の子供の頃の写真を見せる人ってあまり出会ったことがない。しかも1枚ではなく、生まれたて、その後、そのもう少し後、春夏シーズン、秋はこれ、と数枚にわたって見せてくれた。真面目と愉快の共存。仕事を通じで出会ったが、色々な偶然があって、結構縁が深い人。内側に、熱い闘志と反骨精神を秘めているのが見え隠れしている。日々、あらゆる矛盾や葛藤の中で、奮闘しているのだろうな。彼女もわたしも、幸せに生きられますように。あー、やっと体力が戻ってきた感がある。おはよう、朝。時刻は5時31分。