今日、土曜日の気分で起きたら金曜日だった。驚いたことは夫も同じことを言っていたこと。それだけ昨晩リラックスしていたのなら幸せだが、ボケてきちゃったのではないかと、自分たちがこわい。昨晩はおでんと、富山のホタルイカを食べた。北陸に足を運んでから、食卓へのおでんの登場回数が爆あがりしている。おでんは年中食べていいものだと知り、初見の具材などもまた、新鮮でたのしい。
朝にひとつ詩を描く試みをしている。師匠(美術作家の永井宏(ながい・ひろし)氏)も言っていたが、「長い文章なんていくらでもかけるんだよ」との言葉通り、短くかくほうが難しい。普段、いかに余計なことをまわりくどく書いているか、久しぶりに師匠に天国から指導されている気分だ。師匠の命日がもう少しでやってくる。27歳で入った文章のワークショップは仲間も同世代がおおく、師匠は当時50代前半だった。先生なんて呼んだことはなく「永井さん」と呼んでいた。影では「ひろし」と呼び捨てしていたこともある。厳しいときもあったが、先生らしからぬ人だったし、つねに愉快なおじさんだった。わたしは結婚前から雑誌「湘南スタイル」を読んでいて、そこに連載を持っていた永井さんの文章と写真のセンスが好きで本人を知った。インターネットでウェブサイトをおとづれ、ワークショップに導かれた。月に一度、葉山のアトリエに通った数年間が、今の自分の土台になっているのは間違いない。
文章のワークショップを始めようとおもっている。「コーチ」は好きだけど「先生」と呼ばれるポジションが苦手で、加えて、若くして先生になることにはずっと、ぬぐえない抵抗があった。その迷いがあったのだが、冷静に考えたらすっかりいい歳になっていることに気がつき、パスしてもらったことは、次は自分が若い人にバトンをパスしていこうと、そんな気持ちになったのだ。月に一度集まって、言葉を書いて、声に出して読む。そんな時間を作れたら。
「レス・イズ・モア」という言葉がずっと昔から好きだ。少ないほどに、より豊か。それは手間と時間をかけて、繰り返し見つめていくことだとおもっているから、単発のワークショップではなく、定期的におこないたいとおもっている。一年を通して四季をみつめるように。もうすこしイメージがまとまったら、またインスタでお知らせしますね。