やっと始業式。昨夕くらいから「ママー、クラス替え緊張する〜」と100回くらい聞かされて、それなりにやさしく対応してきたが、こちらのリアクションももうさすがにカード切れ。あと数時間で帰ってくるし、明日はお弁当持参で登校だという。わたしだって春休みがほしいくらいに、なんだか疲れが抜けぬ春。ゆっくり大きなお風呂につかりたい。
先日お知らせしたとおり、このブログはまもなく閉じる。真剣に本を書くための手慣らしに、そのうちまた日々のことをどこかに書き残しておきたいとおもうかもしれない。素敵なノートとペンを探してみたり、ここ最近はいくつかのブログサービスをみて回っていた。そのひとつに、大昔に書いていたエキサイトブログもあるよな、と漂流するようにたどりつき、さかのぼって日記を読んでいた。2008年4月から2015年の2月まで、約7年間の日々を書き残してあった。まだ二人暮らしだった時から妊娠出産を経た期間。当然両親も若く、父母との会話などはすっかり忘れていることもおおくて、これは本のための参考資料になる。よくやった!と、過去の自分にお礼を言いたい。エキサイトブログ、どこか古さはいなめないけれど、これはこれで復活もアリかもな、なんておもっている。それにしても自分の駄文にはびっくりで、「娘が下痢をしました。先週はオムツを変えていたら一週間が過ぎていました」とか「イヤイヤ期で大変、また怒ってしまった」とか書いてあった。よほど疲れていたのだろう・・・。それでも読み進めていくと、どんなにへとへとでも、まあまあ頑張ってタイパンツを縫っていて、あと、展示だけは毎年意地でもつづけていた。ヘタレだとおもっていたが、結構えらいではないか。当時の自分は、そこを全然褒めてあげられなかった。
子育てって、結果が数字にあらわれない。それは対価を得られないから。たとえば学校を卒業するとともに子育てに移行していたら、他者はともかく、比較対象が自分の中にはない。けれど、おおくの人は社会に出てから結婚して親になると思うので、以前の自分と比べがちになる。少なくとも、わたしはそうだった。娘を出産し、仕事のスタイルも大きく変わった。縫製業として、税務署で事業登録をして事業主になった。自営になりたてだったから、勤めていたころと比べて、収入なんてほとんどなくなった。春に確定申告を終えると、数字を見ていつも情けなくて、ものづくりなんてもう全部辞めたいとおもっていた。同じ自営業だとなぜかいつも父と比べてしまい、雲泥の差だなと思う事も、悲しみの材料だった。夫の収入とか、職業とか、そういうことで憂いだことは一度もない。現に、無職だった夫を好きになって「結婚しよう!」と言ったのはわたしだし、新婚で、夫がふたたび無職になった時もなにも思わなかった。この先もきっとそうだと思う。人のことはなんとも思わないのに、自分にはきびしい。あの頃の自分はいつも、自分に優しくなかった気がする。30代と40代は精神的にとても厳しい時代だったけれど、なんとか縫うことは続けてこれたし、なんといっても時間をかけて娘を見ることができた。今振り返って思うのは、こどもとの時間が一番プライスレスで、プレシャスな時間だった。ここから先は、健康に気をつけて無理せず仕事を続け、日々技術を高めていくだけ。
このブログを読んでくださっている中で、30代くらいの若い方も結構おおいと知り、ありがとうございます。子供の有無、キャリア、収入、将来、過去、いろいろ比べては憂(うれ)いだり、ギアをあげてがんばったりする世代だとおもいます。体力もあるしね。どうぞ、ぼちぼちやってください。今日1日のじぶんを褒めて、家族や友達の笑顔をみて、一緒に笑えればオールオッケーですよ。お風呂にはいってビール飲んで美味しいものを食べて寝る。大丈夫。そのうち、びっくりするくらいに頑張れなくなるし、目が見えにくくなるし、やたらとすぐ疲れますから、安心してください。わたしの場合、気がつけば仕事と収入はあとまわしもあとまわしでした。暮らしと子供を優先してきたので、ここからまた頑張ろうと、そんな気持ちでいます。気持ちだけはフレッシャーズです。今となっては、憂(うれ)うだけ、時間の無駄だったなあとおもいます。今日が幸せであること、それ以上の幸せはない。生きているだけで丸儲けって、あれはほんとうにほんとうで、みんな平等に死ぬんだから。死ぬまでのじぶんの人生を、できるだけたのしく暮らしたい。夢はそれだけ。